泉武志(レスリング世界選手権日本代表/愛媛県八幡浜市出身)第3回「念ずれば花開く」

 2008年春、高校時代に目標としていた全国大会出場を叶えた泉武志は、日本一を目指し、日本体育大学に進学した。日体大といえば、レスリングにおいても1964年東京五輪男子グレコローマン・フライ級金の花原勉、76年モントリオール五輪男子フリースタイル52キロ級金の高田裕司ら数々のメダリスト、オリンピアンを輩出した名門中の名門である。しかし、泉に待っていたのは順風満帆な競技生活ではなかった。

工藤公康vs.城島健司「13球の会話」 <前編>

 ぶっちぎりのV2だった。17日、福岡ソフトバンクがパ・リーグ過去最速での優勝を決めた。前任の秋山幸二から背番号と監督の座を引き継いだ工藤公康は、連覇を期待される重責の中、見事に任務を遂行してみせた。プレーヤーとしてセ・パ3球団を日本一に導いた“優勝請負人”は、指揮官としても勝負強さを発揮。現役時代の工藤はキャリア終盤、若手育成に尽力するなど、指導力にも定評があった。中でもメジャーリーガーにもなった捕手・城島健司との師弟関係はよく知られている。2000年の日本シリーズでの直接対決は名勝負のひとつ。2人の物語の一節を当時の原稿で振り返る。

日本、南アフリカに歴史的大金星! 〜ラグビーW杯〜

 現地時間19日、ラグビーW杯イングランド大会2日目が行われ、予選プールBの日本代表(世界ランキング13位)は、南アフリカ代表(同3位)と対戦した。試合は日本が8分にFB五郎丸歩(ヤマハ発動機)のPGで先制するなど、優勝候補の南アフリカ相手に10−12の接戦で折り返す。後半は点の取り合い。突き放しにかかる南アフリカに対し、日本は五郎丸のトライやPGで食らいついた。すると終了間際にカーン・ヘスケス(宗像サニックス)のトライが生まれ、劇的大逆転。日本は34−32で、24年ぶりのW杯勝利を挙げた。次節は23日にスコットランド代表(世界ランキング10位)と対戦する。

第75回 エディージャパン、いざ出陣! 〜ラグビーW杯〜

 4年に1度のラグビーW杯がいよいよ始まる。第1回大会から8大会連続出場となる日本代表(世界ランキング13位)は、予選プールBで南アフリカ代表(同3位)、スコットランド代表(同10位)、サモア代表(同12位)、米国代表(同15位)と対戦する。各プール上位2カ国・地域が決勝トーナメントへコマを進める。2012年4月から日本の指揮を執るエディー・ジョーンズヘッドコーチ(HC)は、今大会での目標を「ベスト8」に置く。 [/url]

新エンブレムへ「ときめきを共有できるエンブレムを」 〜東京五輪・パラリンピック〜

 18日、2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会は都内で「第1回東京2020エンブレム選考に向けた準備会」を開催した。同会は東京芸術大学の宮田亮平学長を座長とした各界の有識者6人で構成。1日に使用中止を決めた旧エンブレムから選考基準や審査委員会のメンバーの見直しなどを議論する。第2回を21日、第3回を24日に行ない、28日の組織委の理事会で基本方針を提出する予定だ。宮田座長は「オリンピック・パラリンピックが全国で盛り上がり、ときめきを共有できるエンブレム」の選定を目指す。

いざラストシーズンへ 河内コミッショナー「いいかたちで締めくくりたい」 〜bjリーグ プレスカンファレンス〜

 17日、来月2日の開幕を控えた「ターキッシュエアラインズ bjリーグ2015−2016」のプレスカンファレンスが都内で行われた。05年開幕から11年目を迎えるbjリーグだが、NBLと統合し、来年秋からは「B.LEAGUE」としてスタートするため、今シーズンがラストイヤーとなる。新規参入の金沢武士団(石川)、広島ライトニングを含む全24チームがイースタンカンファレンス、ウエスタンカンファレンスに分かれ、全624試合を行う。各カンファレンスの上位8チームまでがプレイオフに進み、最後の王座獲得を目指す。bjリーグの河内敏光コミッショナーは「ハイレベルでエキサイティングな試合を各地で繰り広げていきたい」と抱負を述べた。プレスカンファレンスでは、海外遠征中で欠席の富山グラウジーズを除いた23チームの代表選手が出席し、ラストシーズンに向けての意気込みなどを語った。

ソフトバンク、連覇達成! 〜プロ野球〜

 17日、福岡ソフトバンクが埼玉西武に5−3で勝ち、2年連続17度目(2リーグ制以降)の優勝を決めた。優勝マジック「1」のソフトバンクは、初回に内川聖一のタイムリーヒットで先制。4回裏に松田宣浩と長谷川勇也の2者連続ソロホームランでリードを広げる。先発の武田翔太は7回1失点の好投。6回裏に2点を追加したソフトバンクは、8回表に2点を返されたものの、9回を守護神デニス・サファテが無失点で締めくくった。ソフトバンクは10月14日から始まるクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージで、CSファーストステージ勝者と日本シリーズ進出を懸けて戦う。

香川、愛媛、新潟、福島、福井、富山が最終決戦へ 〜チャンピオンシップ展望〜

 四国アイランドリーグplusとルートインBCリーグは今週末からプレーオフの戦いに突入する。  アイランドリーグは前期優勝の香川オリーブガイナーズと、後期を制した愛媛マンダリンパイレーツによるリーグチャンピオンシップ(3戦先勝制)だ。BCリーグはFUTURE-Eastの地区チャンピオンシップ(2戦先勝制)で前期覇者・新潟アルビレックスBCに、参入1年目で後期優勝を収めた福島ホープスが激突する。ADVANCE-Westでは前期を勝った福井ミラクルエレファンツに、後期制覇の富山GRNサンダーバーズが対戦。それぞれの勝者が3戦先勝制のリーグチャンピオンシップに進出する。最終決戦に臨む6チームを紹介する。

男子バスケ、新リーグ名は「B.LEAGUE」に決定

 15日、一般社団法人ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ(JPBL)は都内で会見を開き、新リーグの名称が「B.LEAGUE」に決まったことを発表した。会見に出席した日本バスケットボール協会(JBA)の川淵三郎会長は「プロ野球、Jリーグに次ぐ3つ目のプロリーグとして、日本の中で大いに皆さんの興味と関心を得て発展していきたい」と今後の飛躍を誓った。また同日付の理事会で、JPBL理事長(チェアマン)に大河正明理事が新たに就任したことも発表。暫定的にチェアマンを務めていたJBAの川淵会長は「サッカー界から足を踏み入れてくれた。彼がいなかったらどうなっていたか。これからの活躍に期待したい」とエールを送った。

泉武志(レスリング世界選手権日本代表/愛媛県八幡浜市出身)第2回「優秀な“兄”たちを追いかけ、全国へ」

 泉武志(一宮グループ)は、愛媛県八幡浜市で食品卸業を営む一家の3人兄弟の末っ子として生まれ育った。父親に武士の志を持って欲しいと名付けられた子供は、わんぱくに成長していった。彼には、血の繋がった兄以外にも2人の“兄”がいる。近所に住む竹口家の2人兄弟だ。泉家と竹口家の子供たちは、よく5人で近くの公園で遅くまで遊んだ。“兄”たちを追いかけながら、負けん気の強い武志少年は大きくなっていった。しかし、年の離れた“兄”の背中は遠かった。

浦和・槙野、「歴史、記録、記憶に残る試合を」 〜明治安田生命2015Jリーグチャンピオンシップ〜

 11月25日からスタートする明治安田生命2015Jリーグチャンピオンシップの大会概要発表会見が14日、都内のサッカーミュージアムで行われた。会見にはJリーグ・村井満チェアマン、ファーストステージ覇者の浦和レッズ・槙野智章らが登壇した。槙野は11年ぶりの開催となるチャンピオンシップに向け、「注目されればされるほど、燃える」と意気込みを語った。

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