北京五輪で金メダルが期待されながらメダルなしに終わった星野ジャパン。韓国、キューバ、米国、すなわち表彰台に上がった3カ国に対しては0勝5敗。力負けと言わざるをえない。
「センター前ヒットなら、いつでも打つことができる」。日本でプレーしている頃、イチロー(マリナーズ)はそう語っていた。 それが証拠に日米で積み上げた3000本安打の内訳を見るとレフト方向に668本、センター方向に820本、ライト方向に740本(ホームランと内野安打を除く)とセンター方向が最も多い。イチローのバッティングはあくまでもセンター返しが基本なのだ。
中国はさすがに統制国家である。国民には法令順守の精神が叩き込まれている。それが証拠に救急車までが信号を守るのだ。
野球韓国代表の中軸・金東柱(キム・ドンジュン、斗山ベアーズ)といえば、今や日本の野球ファンにも、すっかりお馴染みである。 体重98キロの巨漢。実際にはもっとあるだろう。いかにもパワーのありそうな体つきだが、見た目以上にバッティングは器用だ。
モスクワから南南東の方角へ約2時間半。切り立った短剣のようなカフカスの山々を越えると、赤茶けた大地が見えてくる。 私が初めてグルジアを訪れたのは1989年2月のことだ。当時はソビエト連邦を構成する15の共和国のひとつ。別の顔である格闘技王国の実相を探るのが目的だった。
指揮官が怒るのも無理はないな。 国際野球連盟(IBAF)が五輪開幕直前になって新ルールを導入すると発表した。 延長11回以降はタイブレーク方式といって、無死1、2塁からスタートすることになったのだ。 何だかリトルリーグみたいだな。
報われない死闘を演じ続けたボクサーがいる。元東洋太平洋バンタム級王者の村田英次郎だ。 世界王座に4度挑み、2分け2敗。2度のドローは村田に軍配が上がってもおかしくない試合だった。紙一重の差に泣き続けた。引退後、村田は私にこう語った。「これが私の運命ですよ。自分がいくら強くたって、それ以上に強いチャンピオンがいたら世界はとれない。それがボクシングですよ」
現役引退を表明した野茂英雄に「殿堂入りの有力候補になる」と明言し、久しぶりに存在感を示したのが元ドジャース監督のトミー・ラソーダ。 メジャーリーグ通算123勝は野球殿堂入りには足りない数字だが、日本プロ野球時代の78勝を足せば201勝になる。
日本サッカーの舵取り役は川淵三郎氏から犬飼基昭氏へ――。政治にたとえていえば小泉(純一郎)政権の後に竹中(平蔵)政権が誕生したようなものだ。サッカー関係者へのメッセージは「改革続行」である。
この企画は成功だったと言えよう。選手が選手を選ぶ「選手間投票」が今年のプロ野球オールスターゲームで初めて実施された。1位になった選手はファン投票の1位同様、自動的に出場権を得ることができる。
「ビーチバレーに転向してから性格が悪くなりましたね。いかに相手を騙せるかっていうゲームですから……」 冗談めかして佐伯美香は言い、こう続けた。
もう随分前の話だが、現役引退を表明した野茂英雄に「野球をやっていて一番うれしかったシーンは?」と聞いたことがある。メジャーリーグでの2回のノーヒッターか、はたまたドジャース時代の2回の地区優勝か、あるいは近鉄時代の思い出か……。返ってきた答えは意外なものだった。
その姿は怒っているというよりも必死になって訴えかけているように映った。 さる7月8日、西武ドームでの埼玉西武対福岡ソフトバンク戦。7回二死一塁から中西健太が左越えの2ベースを放ち、一塁走者の代走・明石健志は一気に本塁を狙った。
会釈をしない。相手の目を見て話さない。相手が近くにいるのに、わざわざメールで用件を伝える。そんな若手社員が増えているという話を、ある企業の人事担当者から聞いた。「通信機器が発達するにつれ、人間本来が持つコミュニケーション能力は逆にどんどん劣化しているような気がする」。そうも言った。時代の風潮といえばそれまでだが、なんだか寂しくもある。
北京五輪で金メダルを目指す星野ジャパンのキーマンは、2軍から1軍に上がってきたばかりの上原浩治(巨人)である。先頃、発表された代表候補39人にも名を連ねていた。
「この人は右に曲がるのか、それとも左に曲がるのか。最初のうちはわからなかったのですが何度もやっているうちにピタッと当たるようになってきた。コツを心得ると意外に簡単で、歩き出す前、爪先がちょっと左を向いたり、首がパッと右に向いたりするんです。
シチズンホールディングスが「環境のために時間短縮すべきこと」と題して行ったアンケートによれば1位はネオンやライトアップの点灯時間(49%)、2位は24時間営業(36%)、そして3位は国会審議(35%)――。プロ野球の試合時間も11位(8.5%)に顔を出していた。要するに「長過ぎる」ということだろう。
プロ野球は何年かに一度、黄金世代が出現する。古くは「江川(卓)世代」、「桑田(真澄)&清原(和博)世代」、最近では「松坂(大輔)世代」、最も新しいのは「ハンカチ王子(斎藤佑樹)&マー君(田中将大)世代」か。 カープの若きホープ前田健太は斎藤や田中と同学年。PL学園時代から野球選手としてのセンスはズバ抜けていた。
43の国と地域が参加した南アフリカW杯アジア地区予選で、最終予選にコマを進めたのは日本、豪州、バーレーン、ウズベキスタン、カタール、韓国、イラン、サウジアラビア、北朝鮮、UAEの10カ国。W杯出場経験があるのはこのうち7カ国だが、組み分け抽選の結果、A組に入ったのは日本と豪州のみ。この事実ひとつをとっても日本はクジ運に恵まれたといえる。W杯未出場国が悲願をかなえるのは、我が日本代表の苦闘の歴史が物語るように容易なことではない。
黒田博樹(ドジャース)の抜けた穴を補って余りある活躍ぶりだ。カープの新外国人コルビー・ルイスが投げるたびに評価を高めている。6月15日の西武戦でセ・リーグトップの10勝目をあげた。防御率2.16は3位、奪三振110はトップという安定ぶりだ。
「永井さんと星野さんがいなければリーグ優勝はできなかったんです。もし、ここで打たれたとしても、誰も文句は言いませんよ」 日本シリーズが始まる前、福岡ダイエーホークスのキャッチャー城島健司は3戦目、4戦目の先発が決まっていた永井智浩と星野順治にやさしい顔でそう告げた。
現実主義者の私でも双手を挙げて賛成する気にはなれない。また問題が先送りされるだけだ。さて法務省は、どんな判断を下すのか。 今に始まった話ではないが日本代表FWのゴール前の非力さは目を覆うばかりだ。
巨人相手に開幕3連勝を飾った時には「ひょっとすると、ひょっとするかも」と思わせたスワローズだが、ここにきて低空飛行を余儀なくされている。6月20日現在、28勝34敗と6つの借金。クライマックスシリーズ出場を果たすためにはもう負けられない。
広島カープには、古くから「3文字の姓のピッチャーは大成する」との言い伝えがある。身長1メートル67の小柄ながら通算197勝をあげ「小さな大投手」と呼ばれた長谷川良平(故人)。2リーグ制以降、3度のノーヒッター(うち1度は完全試合)を達成した唯一の投手で、75年の初優勝の立役者でもある外木場義郎。沖縄出身初のプロ野球選手で巨人キラーの異名をとった安仁屋宗八。球団史上初の200勝投手で、沢村賞に2度も輝いた北別府学。近年では史上6人目となる100勝100Sを達成した佐々岡真司。
天気図風にいえば“パ高セ低”だな。 6月9日現在、交流戦は53勝43敗とパ・リーグがセ・リーグに10も勝ち越している。今季も最終的にパ・リーグが勝ち越せば、交流戦がスタートして以来、4年連続だ。