小野伸二、受けやすいパスは「俊輔さん」~オリジナルドキュメンタリー試写会~
スポーツ・チャンネルDAZNは24日、元サッカー日本代表MF小野伸二に独占密着したオリジナルドキュメンタリー「SHINJI ONO」の配信を記念したトークショー/試写会を都内で開催した。この番組はDAZNにて、6月26日(全3エピソード)から配信スタート。
試写会の前に小野のトークショーが行なわれた。トークショーでは事前にSNSでファンから募集した質問に小野がマイクを使い、丁寧に答えた。主なQ&Aは以下の通り。
――:現役時代、どのクラブでプレーしたかったか。
小野:あの選手がいたからとか、どの時期とかは関係なく、バルセロナでプレーしたかったです。あのバルセロナのサッカー、あの環境の中でプレーしたかったな、とは思います。パスサッカーは魅力的に感じたし、いろんなことを学べるんじゃないかなぁ、あのような選手たちとプレーするとどうなるんだろうなという感覚で見ていました。いまもバルセロナの試合は観ています。
――:この人からのパスは受けやすかったな、という選手は?
小野:いやあ、もう、それは(中村)俊輔さん。本当にどのパスにも言葉が入っているというか、意図がある。“こうしてほしい、こうしなさい”というような。だから、パスを受けた後のプレーがすごくスムーズになるんです。そういう選手に出会えるのは、ごく稀なことだと思っています。俊輔さんとは、短い期間しか一緒にやっていないんですけど、本当に幸せな時間をだったし、もっともっと一緒にプレーしたかったなと思います。
◆オリジナルドキュメンタリー「SHINJI ONO」の見どころ
1999年7月4日シドニー五輪アジア地区一次予選第6組、国立競技場で行なわれた第8節の対フィリピン代表戦。小野はダン・パデルナルのカニばさみのようなスライディングタックルにより、左ひざ内側側副じん帯断裂の大けがを負った。プレーや感覚、サッカー人生に大きな影響を及ぼすショッキングなシーンだった。ダーティーなタックルを見舞ったパデルナルのコメントが収録されている。
1分2敗に終わった2006年ドイツワールドカップ。失意の地であるカイザースラウテルンスタジアムに小野が訪れ、当時の心境を語る。
ベルト・ファン・マルバイク監督(当時)が率いたフェイエノールト時代(2002年にはUEFAカップ優勝)の同僚、ロビン・ファン・ペルシらとオランダで再会し、過去を振り返る。
(文/大木雄貴)